❖同日開催❖  11/14(土)ことぶきライブラリーvol.1 トム・ギル『毎日あほうだんす 完全版』刊行記念トークライブ 【満員御礼】

10/10 トム・ギルさんと出版社の方々が、台風接近中にもかかわらず来所してくださいました
トム・ギルさんと出版社の方々と。荒天の中、ことぶき協働スペースに来所されました。


 10月10日、台風接近中の悪天候にもかかわらず、足を運んでくださったのがトム・ギルさんと出版社の方々でした。この日開催予定だったビブリオバトルを延期せざるを得ない天候に、非常に残念な思いでしたが、11月30日まで開催の「ストリート展」を見にわざわざお越しいただいたことが、今回のトークライブへとつながりました。

トム・ギル著『毎日あほうだんす 完全版 ~横浜寿町の日雇い哲学者西川紀光の世界~』表紙

トム・ギルさんは、一言でいうならば、社会人類学者。そして、寿町の日雇い哲学者「西川紀光(キミツ)」の世界を綴ったのが、この一冊です。

ことぶきライブラリーとは

「NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ」と「横浜市健康福祉局援護対策担当」が協働で運営する「ことぶき協働スペース」内の「アーカイブチーム」が企画する「ことぶきライブラリー」。初回となる今回は、ヨコハマトリエンナーレ2020のソースブックに選ばれた「毎日あほうだんす」、10月に刊行されたばかりの「毎日あほうだんす 完全版」の著者である、明治学院大学国際学部教授であるトム・ギルさんをお迎えし、寿町で出会った天才「西川紀光(キミツ)」さんとの、22年にわたる2人の友情の記録から、キミツさんの人生や哲学、寿町についてお話いただきます。


できる限りの感染予防をした上で、ことぶき協働スペースで開催

開催にあたっては、ソーシャルディスタンスを保つ席配置、換気、少人数限定での開催、マスク、消毒、検温など、できる限りの感染予防を配慮をした上で実施致します。


ゲストプロフィール

トム・ギル(Thomas Paramor Gill)
1960年英国生。ロンドン大学博士(社会人類学)。現在、明治学院大学国際学部教授。25年以上にわたり日雇い労働者・ホームレスを調査。著作・論文にMen of Uncertainty「寄せ場の男たち:会社・結婚なしの生活者」「日本の都市路上に散った男らしさ―ホームレス男性にとっての自立の意味」など。また、福島原発事故被災者調査を行い共著『東日本大震災の人類学』を編集。2015年には本書英語版”Yokohama Street Life”を出版。


実施概要

ことぶきライブラリーvol.1 トム・ギル『毎日あほうだんす 完全版』刊行記念トークライブ
「一人民族誌〜土壇場でハッピーライフになっているから、いいじゃないですか。リラックス気分で。」

【日 時】 11/14(土)  16:00~(17:30ごろを終了予定)
【定 員】 20名限定(密にならないよう少人数で行います)
【費 用】 無料
【会 場】 ことぶき協働スペース
【お申込】 お陰様で満員御礼に!ありがとうございました!!!


本の紹介 (キョートット出版Webサイトより引用)

ドヤ街の社会調査を続ける著者は、ある朝、
寿町の労働センターの前で、奇妙な男に英語で話かけられる。彼の名は西川紀光(キミツ)。
ドヤの部屋でギターを弾き、港湾労働で日銭を稼ぐ。
膨大な量の読書で世界の思想とつながり、
独特の哲学を紡いでいた。交流を深めるうち、著者は彼の言葉を
文字に残したいと強く思う。聞き取りの時間が始まった。あるときは
喫茶店「亜歩郎」で、あるときはドヤ(宿)で、
あるときは山下公園で———

この本は、天才キミツの人生と哲学の書であり、22年にわたる2人の友情の記録である。

そして、この完全版では、
聞き書き前のエピソードをいれ、「実存主義、20世紀最後のヒーロー」たる紀光の姿を活写する。
また、聞き書き後のことや家族からの証言も加わり、紀光の視線から日本社会を知る貴重な「一人民族誌」となっている。

毎日あほうだんすとは
「今日明日生きられるといい、それで精一杯。毎日あほうだんす、まったなし」と、紀光から聞いたとき、「確かに現代社会は阿呆の踊りみたいなものだね」と思った。後日、紀光に「あほうダンスではなく、アフォーダンスだ」と訂正された。ポストモダーン思想に弱い私には、初耳の言葉だった。――トム・ギル