【EVENT REPORT】障害は「どこ」にある? 『ごちゃまぜ社会で誰もが幸せを目指すための障害平等研修(DET)』を開催しました

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ワークショップをメインとした研修でした

 

DETとは・・・

 DET=障害平等研修(Disability Equality Trainingの略)は、障害者の社会参加や多様性に基づいた共生社会を創ることを目的として、障害者自身がファシリテーターとなって対話を深めるワークショップです。

 10月18日、リアル会場となったことぶき協働スペースとオンライン上に6名のファシリテーターが顔をそろえ、33名の参加者の対話を引き出し、各人が行動目標を明確にするまでの体系的なワークを体験することができました。

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オンラインと対面の併用開催は初めての試みでした

 


 前半は「障害とは何か」を徹底して考え、ワークを重ねるなかで各自のとらえ方の変化を確認しました。買い物や交通機関利用など具体的な暮らしの場面をとおして「障害はどこにあるのか」を理解し、職場や学校での他者との関わり、組織文化や環境づくりに自分がどう関わっているのかを考えました。

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ワークショップの様子も配信されています

 後半では、行動のためのポイントを2点押さえることができました。1つは「何を変えるのか、障害者か、社会か」。今世の中で通用しがちなのは、健常者に障害者を近づけ健常者の枠で進める視点です。障害者を含めて多様なすべての人を受け容れる社会の間口を広げていくことこそ「障害の社会モデル」の視点であり、社会参加のあり方であることに気づかされます。もう1点、この問題の解決には、障害当事者の声や意見を聞くことの重要性も確認しました。



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国連ESCAP社会課題担当官の秋山愛子さんより

 研修の冒頭では、ことぶき協働スペースを研修会場としたことの意義について、誰もが住みやすい共生社会をめざす観点から共有され、また、世界規模の見地からDETを今受講することの社会的価値について、国連ESCAP社会課題担当官の秋山愛子さんより語られました。193の国が加盟する国連内部でも、組織運営や雇用において国や属性を超えた平等、当事者参加の組織文化のあり方が追求されています。 

 私たちの身近な場所で、私個人は障害を生む態度を示していないか、組織として障害を生む環境をつくっていないか、自分ごととして考え、自分にできることに取り組むこと。そこから「障害」のない地域や社会をつくることが始まるに違いありません。
 障害当事者との交流や対話をとおして、共生社会をつくる一人一人の役割と責任について、具体的な実践への決意を新たにする貴重な研修の機会となりました。


【主催】
野毛坂グローカル
NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ/ことぶき協働スペース

【協力】
一般社団法人 横浜すぱいす
バリアフリー社会人サークルcolors