信念のチカラが生む、継続のカタチ

 11月5日(木)、当スペースの隣の部屋(健康福祉交流センター内の活動・交流スペース)で、年棒120円というサッカー選手、安彦選手が依存症の方向け(地域の方向け)に講演をされていました。予定ではお聞きするつもりはなかったのですが、熱のこもるお話ぶりについ引き寄せられ耳を傾けました。

 安彦選手はプロサッカー選手を目指す中、厳しい現実に直面し、一度プロへの道を諦め子どもに夢を教える立場の先生をしていたそうです。初めは先生として信念を貫いていましたが、次第に経済的に豊かな今の仕事を守るために、例え意見が違うことがあっても、親御さんや校長のいうことを聴いてしまうようになっていきます。さらに、子どもたちに夢を追いかける大切さを教える一方で、自分が夢から逃げている現実に気付き、矛盾と葛藤を感じられていきます。

 そんなご自分に嫌気がさし一念発起し、裸一貫でプロの世界に再挑戦(しかも38歳の時?)したそうです。馬鹿げたことを言い出したといって、友人はどんどん離れていきます。そして、いざ選手としてスタートラインに立った後も、チームメイトには「40のおっさんに何ができるんだ!」と陰口を叩かれる日々だったそうです。そんな視線を、ご自身の競技に向かう姿勢やコミュニケーションによって変えたばかりか、チームのマインドに変化を起こします。そして、自身は出場せずともチームの順位を上げるという結果(成果)が生まれるのです。

 どんなに無謀で格好悪くて、そしてどれだけ笑われようとも、自分の信念にしたがって行動を続けようというポリシーにはとても共感しました。特に印象的だったのは「継続はカタチなり」といって、継続そのものが成果なんだということ。そして「今からでも遅くないんだ!」という等身大の言葉でした。日常に迷いや不安を抱えながら再チャレンジしたいと思っている方の背中を、力強く後押してくれるような講演でした。