「オープニングイベント」開催しました!

去る令和元年6月1日(土)寿町に新施設がオープンしました!

旧「寿町総合労働福祉会館」 は「横浜市寿町健康福祉交流センター」と名前を変え、同センター2階に「ことぶき協働スペース」が設置されました。
これから5年間、私たちNPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボが横浜市から受託運営することになります。

オープニング当日は盛大にオープニングイベントが催されました。
素晴らしいイベント盛りだくさんで、その全てをお伝えしたいところではありますが、ここでは我々ことぶき協働スペース内で実施させていただいたイベントの様子に絞ってご紹介します。

<トークライブ企画1> オープニングトーク
「寿町の未来を語る~新施設開所に向けて~」

開所にあたり、田中健康福祉局局長にご挨拶を頂戴したのち、当スペースの役割について、当法人代表の杉浦からご説明させていただきました。

その後、寿地区を支える行政、団体・施設を代表するゲストの皆様に、当スペースに期待する言葉を述べていただきました。
紙面の関係上、ここではお二方のご演説に絞って紹介させていただきます。

◆呉 俊 雄  氏(横浜簡易宿泊協同組合理事長・寿プラザ地区地域防災拠点運営委員会委員長)
「私が小さいころは子どもたちも多く、たのしく遊んだ記憶がある。横浜港に程近い寿地区は、日雇い労働だけではなく海外移民するための拠点にもなっていた。ここが留まる場になるか、通り過ぎる場になるかはからないが、来て頂いた人達を温かく向かい入れ、居続けられる場になれればと期待する。難民受け入れのリーディングケースとなるかもしれない。横浜市が寿に目を向けていただいていることに感謝している。」

◆小泉雅生 氏(横浜市寿町健康福祉交流センター設計者)
「この建物の設計について地域の方々と意見交換し、フレキシブル、タフに使えるように建てた。建物ができてからどう使われるかは、娘を嫁にだすようなもの。どのように使われるか期待しているし、ぜひ使い倒していただきたい。新しいまちづくりの拠点になれば、これからも連携していきたい。 」

ここでは紹介できなかった方々からも大変有意義なご意見と祝辞をいただきました。
ご登壇いただいた皆様にはこの場を借りて改めて御礼申し上げます。

<ミニライブ>手回しオルガンKINO

センター前広場で演奏されたあと、当スペースにも足を運んで演奏してくださいました。
今風に言えばゲリラライブでスペースを盛り上げてくれました。
皆さんは手回しオルガンをご存じでしょうか?
事前にプログラミング(穴開け)された紙面を読み込むことで、曲を奏でます。

<トークライブ企画2>
「寿の営みと蓄積~寿町の記録と記憶~」

ことぶき協働スペースの調査研究活動について紹介し、当施設の役割としてまちづくりの担い手となる地区内外の団体等がネットワークを築き交流を活性化していくこと、寿地区の「開かれたまちづくり」を進めるために官民協働で事業を創出することを説明しました。

【参加者の方々の言葉を数名紹介させていただきます。】
◆「この近くで生まれ育った。特定のところに入り込み過ぎないよう広い視野で時間軸と町全体を客観視して取り組んでいくとよいと思う。 」

◆「 記録はこの場にいない方と対話ができるもの。今は亡き寿の歴史を築いてきた方々の想いを記録を通して知り、今を生きる私達の記憶を耕すことができる。亡くなった方とともに寿の未来について共に考える、対話の場をつくっていきたい。 」

◆「 弾き語り歌を歌っている。カラオケが好きというご意見をヒントに、歌声喫茶を思いついた。皆で歌うと記憶に残る。一緒に歌える歌が少なくなっているので、寿町みんなで歌えるような歌をつくれたらと思う。 」

<ミニライブ>Jasmine Wayによる手話ソング

<トークライブ企画②>
「協働スペース×SDGs~若者の視点から~

20代を中心とする若者たちの企画として。ことぶき協働スペースのスタッフも登壇し、寿町にまつわる写真や文章資料を参照しながら、自らの生活体験と照らし合わし、現代に必要とされる場作りのあり方について、参加者とディスカッションしました。

【参加者の方々の言葉を数名紹介させていただきます。】
◆矢口達也 ( アーカイブ担当者)
・寿町の印象が変わった。
・いろいろな背景をもった方々が認め合って生きている。
・若者だからこそ出来ることはなんだろう。
◆ 近藤昇氏(寿日雇労働者組合、寿生活館)
・かつては仕事がたくさんあった。
・バブル景気を界に低迷、福祉のまちに。
・もともと、単身の労働者を集めてつくったまち。
・学校がない。地区外に通うしかない。
・他のまちの10年先と言われている。

<展示企画>寿地区アーカイブ事業

「寿町総合労働福祉会館の軌跡紹介」

「寿地区紹介」横浜市中心部の礎である吉田新田埋立から現在までの寿地区の成り立ちを、書籍や歴史的・学術的価値のある資料等で紹介した展示を行いました。




「寿共同診療所アーカイブ」寿町で暮らす人や
歴史を記した書籍、資料を展示

昭和49年から平成28年まで地域住民の生活・福祉向上等の役割を果たしてきた会館の軌跡の写真や映像資料の展示を行いました。






<展示企画>矢内原充志氏による作品

ここ寿町を拠点に活動されているアーティスト矢内原充志氏が、ご自身の作品をスペース内に展示してくださいました。




< 来場者アンケートに寄せられた声 >

・寿の町に古くから住んでいる人の気持ちをよく理解した上で、楽しい企画をつくっていただきたい。
・そもそもこのエリアに集められてしまったという歴史もあるそうですね。それが良いこと なのか悪いことなのかわかりませんが、生活の幅がある中で、寿の住民と一般の住民が混ざることはどの様に違うのか? 何が違うのか?差別になるのか? 難しいことです。
・今年は元号が変わり、令和元年になりました。これからも新しく、希望の持てる町をめざして頑張ってください。

<当日の来場者数>
○10:00~11:00 54人(見学入場)
○オープニングトーク(11:00~12:30)55人
○トークライブ1(12:30~14:30) 58人  
 (内トークライブ参加33人、展示閲覧25人)
○トークライブ2(14:30~16:00) 52人
 (内トークライブ参加44人、展示閲覧9人)
◎合計219人

たくさんのご来場ありがとうございました。