【EVENT REPORT】自分らしい暮らしのヒント発見ラボ – 横浜市障害者プランから地域共生を考える – vol.1 地域で包み込もう

ゲスト登壇者のみなさん

当日の動画はコチラ → YouTube

ことぶき協働スペース 公式YouTubeチャンネル|vol.1 地域で包み込もう|自分らしい暮らしのヒント発見ラボ – 横浜市障害者プランから地域共生を考える –



イントロダクションでは、横浜市健康福祉局障害施策推進課の田辺興司さんから、横浜市第4期障害者プランで大切にしているコンセプトをご説明いただきました。精神保健福祉の推進や障害児支援の分野で分けるのではなく、「住む・暮らす」「働く・楽しむ」といった、障害を抱えているご本人が日常生活を送る視点に立って分類・作成されました。

「生きがい」は人それぞれであり、行政や誰かに決められるものではありませんが、「誰もが生き生きと暮らしたい気持ちを持てる社会であってほしい」という思いが障害者プランには込められています。そのためには、様々な人々が地域で生活をしていることを、お互いに知り、実感できる社会であることが大切です。

イントロダクションの説明に聴きいるみなさん


このような社会や地域づくりを目指す普及啓発は、行政や福祉の力だけで達成できるものではなく、実際に困っている人や支援を担う人らと共に対話し、それぞれの得意分野を持ち寄り、協働しながらつくり上げてゆくものです。障害者プランの策定や推進にあたり、そのような考え方を重視して進めています。

自分らしい暮らしのヒント発見ラボ – 横浜市障害者プランから地域共生を考える –


クロストークでは、奈良崎真弓さん(本人の会サンフラワー代表 / 横浜市障害者施策推進協議会 委員)から知的障害を抱える方ご本人の活動をご紹介いただき、地域生活における「合理的配慮」への問いかけからは、日本で合理的配慮が生まれる経緯や、国の法律が変わり、努力義務から義務に変わり、「地域にその心構えができているかどうか不安..」というご指摘もいただきました。一方で、お店などでいただくおせっかいは助かるし、有難いという思いも伺いました。

視覚障害者の西郷光太郎さん(横浜市中区視覚障害者協会 理事)からは甲冑づくりやお城めぐりにまつわる観光や文化への思い、障害があって危ないから諦めるのではなく、やりたいことには挑戦したいというメッセージをいただきました。

小山良隆さん(障害者スポーツ文化センター横浜ラポール スポーツ課 / 横浜F・マリノスフトゥーロコーチ)からは、知的障害者サッカー「マリノスフトゥーロ」の活動から感じていることを、お話しいただきました。スポーツの持つ力に着目し、目標を設定し、小さなことからコツコツとクリアしていくことで得られる事もある。仮に、目標に到達しなくてもその過程で得られるものがあるのだから、地域だけでなく本人たちも変わっていかなければ、お互いの理解のスピードは上がらない。フトゥーロは、現在市民リーグにも参戦しています。アクションを起こすことの大切さをお話しくださいました。

ワークショップの総括をされている小山良隆さん


ワークショップでは、3グループに分かれ、オンライン会議ツール「ZOOM」を活用したオンライン・ワークショップのグループともつなぎました。地域で誰もが自分らしく暮らせるためのアイデアを自由闊達に出し合いました。はじめて「障害」について考えるワークショップに参加した大学生からは「今まで意識して考えてこなかったことに気付かされた」との感想をいただきました。

ワークショップの様子


「自分らしい暮らしのヒント発見ラボ」は、今後も第2、3回と続きます。
みなさんと共に地域社会や暮らしの豊かさについて考える機会をつくろうと構想中です。