Buddy No. 7

田中 はる さん

ファシリテーター
対話とは、思いがけない気づきを得るひととき
 都内の図書館司書だけでなく、対話カフェや読書会主催、ホットライン相談員など、多方面にわたって活動されている田中肇さん。花咲く春が好きだから「田中はる」。活動名義にも彼の人柄が表れていると思います。
 既にことぶき協働スペースとの関わりは深く、おすすめの本を5分で紹介し合う書評合戦「ビブリオバトル」や、死について明るく真面目に語り合う「デスカフェ」の企画で、ファシリテーターとしてご協力いただいています。対話の極意は「まるで池に小石を落とし、さざ波を立てるように問いかけること」。共通の目的や理解に到達することを求めるのではなく、あくまで対話のなかから新しい気づきを得ることを目指し、問いを投げかけるのです。田中さんの対話カフェでは、参加者の興味関心に合わせてその場でテーマを決めることが多いとか。田中さん曰く「テーマを通して多様な世代・属性の方々との対話を目指している。寿町特有の課題を対話や読書会などの活動で浮かび上がらせるとともに、活動そのものを住民の癒しとしたい」。
 田中さんによる気づきを得るための対話のワークは、読書・アート・身体などさまざまな方法と組み合わせて楽しまれてきました。これからも対話を通じて、寿町の―そして広く横浜や日本全体の―課題を見つめ直すきっかけを皆さんに提供できるよう、彼の活動を支援・協働していきます。

※ 左:田中はるさん。協働スペースの施設長と一緒に
掲載: 寿TERRACE 第11号